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日本聴覚医学会用語集改訂(2024年10月23日改訂)について

本聴覚医学会用語集は,1975年に前身の日本オージオロジー学会から刊行された日本オージオロジー学会用語を嚆矢とする。2003年には日本工業規格(現日本産業規格)(JIS)に沿って大幅な改定を行うとともに「A. 音響一般」,「B. 音響機器」,「C. 聴覚」の3つに区分された。その後の改訂・追加は別紙で行われており使用上不便であったため,2010年には用語集と別紙を統合するとともに各用語に通し番号が付与された。その後も新規医療の開発やJIS,国際標準化機構(ISO),国際電気標準会議(IEC)の改正や修正に伴って用語集を改訂しAudiology Japan 誌で公表してきた。2022年には用語番号を構造化し,新規用語の追加が容易となるようにした。
回は新しい概念の聴覚障害に対応するため,以下の改訂を行った。

1.「軟骨伝導補聴器」を追加した。それに伴い「変換器」「補聴器」にも修正を加えた。
2. 評価用の音声が意味のある単語,句または文章の場合にも「明瞭度」を用いることを許容することとした。
3. 以下の新規用語を追加した(隠れ難聴,蝸牛死滅領域,TEN テスト,ヒアリングフレイル,残存聴力活用型人工内耳(EAS),バイモーダルヒアリング)。

参考
1. 日本産業規格音響用語JIS Z 8106 : 2000
2. 日本産業規格聴覚検査機器-第1部 : 純音聴力検査及び語音聴覚検査に用いる機器JIS T 1201-1 :2020
3. 日本産業規格補聴器JIS C 5512 : 2015
4. International Electrotechnical Commission(IEC)International Electrotechnical Vocabulary(IEV)-Part 801 : Acoustics and electroacoustics IEC 60050-801 : 1994
5. International Electrotechnical Commission(IEC)International Electrotechnical Vocabulary(IEV)-Part 801 : Acoustics and electroacoustics IEC 60050-801 Amd. 2 Ed. 2.0 b : 2021
6. 音響用語辞典.日本音響学会編,コロナ社,東京,2003

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